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世界最大規模の通訳大会 北京で開催

2016-10-30 15:03:20     cri    

 第9回「イオン杯多言語全国通訳大会」が29日、北京第二外国語学院で行われました。国内外合わせて40の大学から、99人の選手が同時通訳と逐次通訳の2部門に分けて競い合いました。


逐次通訳優勝者・何婕さん

 日本語部門の試験は人工知能、博物館と公衆の関係、日本人が見た中国及び環境保護に纏わる内容で、逐次通訳部門で勝者の座を射止めたのは北京第二外国語学院同時通訳学科の何婕さんです。彼女は優勝の感想について、「賞を頂けて非常に嬉しい。日本の先進的な技術には常に関心を持っている。試合前はVR(バーチャルリアリティー)、自動運転や人工知能などに纏わる文章を読んでいた。それが試験に出たことは嬉しかった」と語り、努力すれば必ず報われる試合ですので、ぜひ多くの日本語学習者にも参加してもらいたいと、来年の大会に参加する後輩達にエールを送りました。


同時通訳優勝者・尚暁佳さん

 同時通訳部門で優勝した北京語言大学の尚暁佳さんは喜びの気持ちを隠せず、「『勝ち負けは時の運』ということで、今日は運が良すぎるとしか言えない。試合を通じて、自分のヒアリング能力に更に力を入れなければならないと再確認できた。『毎日の努力の積み重ねが大事』、これは勉強の王道だ」と話し、困難にぶつけても必ずやり続ける決心を示しました。


杏林大学・塚本慶一教授

 審査員長を務める杏林大学日中通訳翻訳研究コース・国際交流センター長の塚本慶一教授は、「見応え聞き応えのある見事な大会!選手たちは頼もしい存在で、これからの大いなる活躍を期待する。この日を新たなスタートと思い、大きな目標に向かって、更なる邁進をして頂きたい」との期待を寄せました。


審査員たち

 中国外国言語・文字出版発行事業局の王剛毅副局長は、大会が日本語勉強のブームをリードする存在だと高く評価し、「9年目になるこの大会は、私が知っている限り、世界的に最も規模が大きく、歴史が長い通訳大会で、中国の通訳事業と対外交流の指標になっている。これから更なる国際化を図り、うまく発展していくことを祝福する」と、大会の成功を祝いました。

 全国通訳大会は、中国翻訳協会と北京第二外国語学院の主催によるもので、日本語以外に、フランス語、朝鮮語、ドイツ語、ロシア語とスペイン語の逐次通訳コンテストも行われ、日本語部門の一部選手は、日本1週間の交流機会を得ました。イオンの他、各国の大使館、文化センター及び交流財団なども大会を応援しました。(文責:張怡康、写真:張怡康、黄澤西)


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