世界銀行は4月11日に発表した『東アジア・太平洋地域半期経済報告』の中で、同域内発展途上国の今年の経済成長は持続可能な発展を保つだろうとの見方を示しました。

　同報告では、東アジア・太平洋地域発展途上国の今年の経済成長は6.3%を上回ると予測し、中国の経済成長は次第に穏やかでより持続可能な増長モデルに変わるだろう。今年中国の経済成長率は6.7%となり、中国を除いた同地域内発展途上国の今年の経済成長率は2015年の4.7％を上回って4.8％となると予測されています。

　東アジア・太平洋地域発展途上国の経済発展は全体的に増長すると見られますが、世界銀行は単一経済体の経済展望がそれぞれ違うと見ています。これは、各経済体と高収入経済体、および中国が貿易と金融面での緊密度と輸出への依存度に関わっているとしています。（雲莎、kokusei）