中国四川省成都市にあるジャイアントパンダの繁殖と生態研究施設｢パンダ繁育研究基地」で生まれた双子パンダ赤ちゃんの名前はこのほど決定されました。｢オリンピア｣と｢フーワー｣です。名付け親はなんとIOC・国際オリンピック委員会のバッハ会長です。

　｢オリンピア｣と｢フーワー｣は昨年6月22日に生まれた双子の雌パンダで、2015年に生まれた世界初の双子パンダとして注目されています。生まれた1ヶ月、パンダ基地は世界に向けて名前の募集活動を行いましたが、去年9月30日の締切日まで、合わせて3000件以上の応募が寄せられ、そのうち国内からは900件余り、海外からは2100件以上にも上ったということです。そのうち、IOCバッハ会長からの応募メールもありました。バッハ会長はメールで、自分はパンダの大ファンとして、パンダの保護活動にずっと注目しており、双子のパンダ赤ちゃんに｢オリンピア｣と｢フーワー｣という名前を付けたいと言いました。｢オリンピア｣はオリンピック精神の象徴で、｢フーワー｣は2008年北京オリンピックのマスコットの名前ですから、オリンピック精神が中国で大いに生かされ、多くの中国人に幸せと楽しさをもたらしてくれるとの意味合いが込められていることから、採用されたということです。（02/05　Lin、kokusei）