NHK交響楽団の北京公演が31日夜、北京の中国国家大劇場で行われました。3年ぶりとなるNHK交響楽団北京公演は、「日中交流集中月間」のメインイベントの1つとして開催され、中日の音楽家が共演しました。
中国人で世界的に有名なアーティストの譚盾氏の指揮、日本の有名なヴァイオリニストの諏訪内晶子氏をソリストに迎えてのNHK交響楽団の演奏は、この日の観客を魅了しました。中でも譚盾氏作曲の現代曲は演奏中に、観客にスマートフォンのアプリなどを通して配信された鳥の鳴き声で参加してもらう部分があり、斬新なパフォーマンスを披露しました。
コンサートの観客は、「日本人作曲家の曲を中国人指揮者がよく理解し、素晴らしい演奏だった」、「日中が一体になり、心が震えた」、「コンサートの成功は、文化交流に国境がないことの証明した。コンサートは日中友好の象徴だと思う」など感想を述べました。また、これからの中日関係について、民間交流や文化交流の大切さやそれを通じての関係改善について期待をよせる人が多く、30代の男性は「自分たちが主役なんだという思いで交流していきたい」と話しました。
コンサートでは1300人以上の観客が集まったほか、中国の劉延東副首相や自民党の二階俊博総務会長など、中日両国の政府関係者らも会場で演奏を楽しみました。(取材:劉睿、keiko)
スマートフォンて_オーケストラに参加する観客
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