「大地の芸術祭」初の海外記者会見、中国での開催も視野に

2018-05-09 14:44  CRI

 世界最大級の野外芸術祭として知られる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の記者発表会が8日、北京で開かれ、中日両国のアーティストやメディア、地方政府関係者など約130人が集まりました。同芸術祭の中国公式提携先であるHUBART(瀚和文化)が発表会を主催しました。

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 日本からは開催地・新潟県十日町市の関口芳史市長(芸術祭実行委員長)、総合ディレクターの北川フラム氏、中国のアートベース「中国ハウス」所在地である室野集落の佐藤達夫区長をはじめ、鞍掛純一氏、馬岩松氏など、両国のアーティスト代表が出席しました。

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記者発表会で挨拶する十日町市の関口芳史市長

 

 十日町市と津南町を含む「越後妻有(えちごつまり)」地域で、3年に一度開かれる「大地の芸術祭」。7回目となる今年は7月29日-9月17日(51日間)にわたって開催されます。世界各国のアート作品が招待される中、中国からは徐氷氏、馬岩松氏、鄔建安氏、張哲溢氏、高瑀氏、鄭宏昌氏、王思順氏、蔡国強氏、向陽氏らによる8つのアートプロジェクトの出展が決まり、設営準備も順調だということです。なお、会期中に開かれる「中日平和友好条約締結40周年記念イベント<チャイナアートプログラム(中国芸術季)>」では、展覧会、ワークショップ、セミナー、林間学校、交流・視察ツアー、チャイナ・ナイト(中国之夜)などの催しが予定されています。

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会場には北川フラム氏の講演に聞き入る中国地方政府関係者の姿も多数見られた

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大地の芸術祭・中国プロジェクトのキックオフを宣言する孫倩さん(右端)

 

 HUBARTの孫倩理事長は席上、「大地の芸術祭」が地域振興において果たした役割を高く評価し、今まさに農村振興政策に取り組んでいる中国にとっても、参考にすべき「価値ある経験」だとして、「大地の芸術祭・中国プロジェクト」のキックオフを宣言しました。今後、開催候補地を選定して、中国国内での「大地の芸術祭」開催を目指すということです。

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室野集落に滞在した中国の少女・福気ちゃんがサプライズで登場、佐藤区長と再会

 

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有地域(新潟)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。今回は同芸術祭初の海外記者会見となりました。 (取材:王小燕、梅田謙)

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