北京
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全国政治協商委員を務める中国工程院の盧春房院士は15日、全国政治協商会議第13期第1回会議の委員インタビューエリアで取材に応じ、「今後、中国は鉄道建設分野でハイペースな動きを保っていく。2025年には、高速鉄道の総運行距離が3万8000キロに達する予定だ」と述べました。
盧院士は北京-上海間高速鉄道建設の建設総指揮を務めています。盧院士によりますと、中国は今スマート高速鉄道、更に速い高速鉄道とグリーン高速鉄道について研究開発に取り組んでいるということです。
盧院士は更に、「スマート高速鉄道については、環境をモニタリングし、自ら判断を下す高速鉄道の研究開発を予定している。更に高速な高速鉄道は、高速リニアモーターカー、バキュームチューブ式ハイパーフライトカーの研究開発が予定されている。また、グリーン高速鉄道については、更に省エネで環境にやさしく、低騒音車両の研究開発を予定している。未来の高速鉄道はより安全で快適、そして快速になる」と述べました。
現在、中国の高速鉄道は高速発展期を迎えています。公式統計によりますと、2016年末までに、中国の高速鉄道の運行距離は2万2000キロを突破、世界の高速鉄道の総運行距離の60%以上を占め、世界でトップの座を占めているということです。(RYU、む)
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