北京
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23/19
2018年の「春節大移動」が1日から始まりました。鉄道は最も多く利用される帰省手段ですが、今年は携帯電話でのチケット購入、顔認識改札システムや鉄道・自動車間の乗り換えなど、様々なスマートサービスが導入され、人々の「春節大移動」は安全性だけでなく、更なるここちよさも求められるようになっています。
北京南駅の出発ホールに導入された自動実名検証改札機は顔認識システムを備え、旅客が5秒以内にチケット、身分証明証と個人情報の検証を終え、入場することができるようになっています。
中国の鉄道部門では、今年の「春運」期間中、駅と列車の設備・施設を更に充実させ、顔認識改札機を含むいくつかのスマート設備を導入しています。中国鉄道総公司旅客運送業務部の黄欣副主任によりますと、上記のような顔認識改札機は去年の2倍の1000台が配置されており、旅客の入場効率も大きく改善されたということです。
また、鉄道は人々が帰省時に利用する交通手段の主役であることから、更なる快適さと利便性を図るため、一部の駅では高速鉄道とシェア自動車を組み合わせたサービスを提供、インターネットプラットフォームの構築とスマート化した駐車施設の増強により、利用者によりスムーズな乗継サービスを提供しています。
この他にも、駅構内の自動ナビ、案内ロボット、シェアマッサージマシンなどの導入も広がっているほか、QRコードによるレファレンスサービスや、ネットでの車内食注文サービスなどが普及し始めています。ハイテクノロジー機器の導入により、中国の鉄道は、数億もの「春節大移動」時の旅客に向け、よりスマートで、快適な旅を届けていくことでしょう。(怡康、む)