ハマスが指導するパレスチナ自治政府は10日、声明を発表し、パレスチナ政府に対する直接援助を一時停止するという決定を撤回するよう、EU・欧州連合に呼びかけました。
声明は、「EUのこの決定は、パレスチナ人民が行った民主的な選択に対する懲罰である。この地区の治安や安定にもプラスとならない」と述べています。
ハマスの指導者でもあるザハル外相は当日、ガザでメディアに対し、「パレスチナ人民は外部の圧力や政治的策略に屈服しない。今後も民族の理想を堅持し、自らの合法的な権利を放棄することはしない」と述べました。
ハマスのメンバーを中心とする約4000人のパレスチナ人はこの日、ガザ地区にある国連事務所の前でデモ行進を行い、EUとアメリカがパレスチナへの直接援助を停止することに抗議しました。
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