アメリカとEUは7日、パレスチナに対する直接援助を中止または、一時的に停止することをそれぞれ宣言しました。パレスチナ自治政府のハニヤ首相はこれに不満を示しました。
アメリカ国務省のマコーマック報道官は「パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスが、アメリカ、EU、国連、ロシアが中東問題で合意した協定にしたがって、暴力活動を停止し、イスラエルの生存権を尊重するという、双方がこれまで達成した協定を尊重していないため、新政府へのあらゆる直接援助を中止する。しかし、アメリカは今後も、国連を通じてパレスチナへの人道主義援助を増やしていく」と表明しました。
同じく7日、欧州委員会外交事務担当のエマ報道官はブリュッセルで「ハマスがリードするパレスチナ政府への直接援助を一時的に中止する。正式決定は、10日行なわれるEU外相会議で下す」と述べました。
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