PLO・パレスチナ民族解放機構のアッバス議長は、25日、ハマスの指導者でもあるパレスチナのハニヤ首相に書簡を送り、書簡の中で、「ハマスがその政策を見直し、その政権綱領に対して必要な修正を行うよう」呼びかけました。
アッバス議長は、この書簡で、ハマスの政権綱領に対する不満を示し、「これは、パレスチナ人民を孤立状態に陥れやすく、また、イスラエルが一方的に境界を決めることに口実を与える」と非難しました。アッバス議長は、また、「必要なところで必要な時期に、私の人望や権限を使って、パレスチナ人民のより高い利益を守るつもりだ」と強調しました。
アッバス議長の呼びかけに対して、ハニヤ首相は、この日、「ハマスはアッバス議長の書簡によって政治的危機を起こすわけではない。アッバス議長と政府間の政治的な意見の食い違いは対話で解決できる」と語りました。
|