パレスチナ原理主義組織ハマスの報道官は16日の声明で、「パレスチナ各派との組閣に関する協議で合意が見られなかったことから、ハマスは単独による組閣も辞さない」と強調しました。
この報道官は、「ハマスと各派とは新政府の執政綱領など問題でなおも食い違いがあり、評議会の各側も新政府に加入する意志を表明していない。しかし、ハマスはこれからも各派との協議を進めていくつもりであり、各派による合意に取り付けるため努力を払い、最終的には民族自治政府を成立させるよう希望している」と述べました。
別の報道によりますと、フランスのシラク大統領は当日、パレスチナ自治政府のアッバス議長と電話会談を行い、当面のパレスチナ情勢について意見を交換しましたが、シラク大統領はその際、フランスはその他のEU加盟国と共に、間もまく成立する新しい政府の政治的意向に基づき、経済援助を提供するかどうかを決めるとしています。
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