アメリカ、フランス、イギリス、中国、ロシアの国連安全保障理事会常任理事五ヶ国は13日現在、イラン核問題に関する安保理議長声明についてまだ合意に達していません。一方、イラン政府関係者は同じく13日、ウラン濃縮をロシアに移転するとのロシアの提案を改めて考慮するとの姿勢を示しました。
五ヶ国は14日にも引き続き交渉を行なうことになっています。アメリカのボルトン国連大使は「イギリスとフランスが近く、声明の草案を安保理の他のメンバー国にばら撒く可能性も、また草案を決議案に変えて安保理の表決に付す可能性も排除できない」と述べました。
イラン最高国家安全委員会のエントザミ報道官は13日「イランは、ウラン濃縮をロシアに移転するとのロシア側の提案を改めて考慮する」と示しました。また、ロシア外務省のラブロフ外相は、近いうちにイランとの交渉を再開することを明らかにしました。
|