パレスチナ自治政府の高官は、11日、「アッバス議長は自治政府の新しい首相に任命されたイスラム原理主義組織ハマスの指導者ハニヤ氏の、首相任命書に対する返答での表現はあまりにも曖昧なものだ」と指摘し、パレスチナとイスラエルとの協議に対する立場をはっさせるよう求めています。
それによりますと、アッバス議長はPLO・パレスチナ解放機構とイスラエルとが調印した和平協議の遵守を承諾するようハマスに求めたましたが、ハニヤ氏が10日付けの返答ではこれに対する表現があまりにも曖昧なものであることから、アッバス議長は二週間以内にその立場をはっきり表明するようハマスに求め、またハマスの指導者との会合継続には同意しています。
同じくこの日、ハニヤ氏は、「組閣に関する交渉はもう終わりに近い。暫定政府の人選では、大多数の閣僚はパレスチナ評議会以外の人々だ」と述べました。
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