イラク駐留イギリス軍司令官のニック・ホートン中将は7日、イギリスの新聞「デーリー・テレグラフ」の記者のインタビューに答えた際、「イギリス政府は2008年夏の全てのイラク駐留軍の撤退完了を計画している」と述べました。
ホートン中将は、「イラク駐留イギリス軍とイラク軍や地元の民衆との関係がこのほど絶えず悪化していることから、イギリス政府はただちに撤兵を始め、イギリス軍がイラクに永久駐留するつもりはないとイラク人に表明すべきだ。イギリス軍はアメリカ軍の指導者とイギリス軍の撤兵計画について合意した」としています。
しかし、ホートン中将のこの発言はイギリス政府からは確認されておらず、ブレア首相の報道官は当日、「イギリス政府はイラクからの撤兵スケジュールをまだ決めてはいない。撤兵計画はイラク軍の状況やイラク政府の考え方、及び地元の情勢によって決められる」と述べました。
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