アメリカ上院が7日夜、「愛国者(パトリオット)法」の延長法案を可決したことにより、ブッシュ大統領の署名を待つばかりとなりました。
当日、アメリカ下院は、賛成280、反対138でこの法案を可決したもので、上院は先週、十六項目のうち十四項目の時限規定を廃止して恒久化するというこの法案を可決しており、また二項目は四年間延長するとしています。
9・11テロ事件後1ヶ月で成立し「愛国者法」は、テロリストを迅速に取り締まるため、公安機関にさまざまな権限を与え、特に、電話通話やインターネット通信などのモニタリングの実施、およびその情報を政府機関内で迅速に共有するための体制作りの促進に重点が置かれていますが、この法案の中の16項目が今月10日に時限となるため。ブッシュ政府はその延長法案の可決を議会に求めていたものです。
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