アラブ連盟のムーサ事務局長は4日、アラブ連盟外相理事会の第125回会議が閉幕した後声明を発表し、「アラブ和平宣言」を遵守し、パレスチナとイスラエルの平和プロセスを再開させるよう、パレスチナイスラム原理主義組織ハマスに呼びかけました。
ムーサ事務局長は、その際、「国際社会がハマスに提出するほかのすべての条件は、必ずパレスチナとイスラエル双方に関わるものでなければならず、イスラエルもその履行すべき義務を果たさなければならない」と指摘しました。
そのほか、アラブ連盟外相理事会は当日一つの決議案を採決し、ハマスが押し付けられる不公平な条件に反対することを支持し、国際社会、特に中東問題に関わる4ヶ国がパレスチナ人の意見を尊重し、その内部事務に関与しないよう呼びかけました。
アメリカのブッシュ大統領は同じ日、南アジアの訪問を終えてワシントンに帰る途中、ロシアのプーチン大統領と電話でハマス問題について意見を交わしました。ブッシュ大統領はその中で、ハマスは必ず暴力を放棄し、武装を解除し、イスラエルを承認しなければならないと強調しました。
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