パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス政治局の指導者メサレ氏は23日、「ハマスは、イスラエルを除いたほかのいかなる国であろうと、交渉を行う用意がある」と述べました。
これは、メサレ氏がアラブテレビ局の記者のインタビューに答えた際述べたものです。
マサレ氏は、「ハマスは、オープンした態度でパレスチナ自治政府に入る。ハマスは、アメリカを含む世界のいかなる国であろうと交渉を行う用意があるが、永遠にイスラエルと交渉しない」と述べました。
パレスチナ自治政府のクレイ首相は23日、「PLO・パレスチナ解放機構の最大の組織ファタハはハマスからの組閣要請を完全に拒否していないが、ファタハが連立政府に加入する可能性は非常に小さい。ファタハは、内部の改革と自身の建設を集中的に行う」と述べました。
現在、ハマスとパレスチナの各派は組閣について討議しています。パレスチナ自治政府のアッバス議長と国際社会などが和平交渉を行うよう何回もハマスとイスラエルに要求しましたが、いずれも拒否されました。
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