アメリカの国際開発局はこのほど発表した報告書の中で、「イラクの安全情勢は依然として深刻で、しかも、内部武力衝突の危険がある」としています。
「ワシントン・ポスト」が17日報道したところによりますと、これは、国際開発局がイラクの10の主要都市の情勢を安定させるため政府に13億2000万ドルの資金を要求する報告の中で述べたものです。報告は、「現在、イラクでは武力衝突が絶えず発生しており、武装勢力の目的はイラク社会の混乱を作り出し、内戦を起こすことにある。こうした状況の中で、イラクのインフラ施設がひどく破壊され、国家の経済と社会が安全危機によってもたらされたマイナスの影響を受けている。これはブッシュ大統領とアメリカ軍当局の楽観的な見方と全く違うものである」としています。
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