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朝鮮労働党中央機関紙、「労働新聞」が3日発表した論評は「第5回6カ国協議第2段階会議の開催に適した環境を作り出すために、アメリカは、朝鮮に対する制裁を解除しなければならない」としました。これに対し、韓国の世論は「アメリカの朝鮮に行っている金融制裁による両国関係の緊張は6カ国協議再開の最大の障害である」と見ています。現在の状況から見れば、第五回6カ国協議第2段階会議がいつ再開できるか?まだ分かりません。
第5回6カ国協議第1段階会議の閉幕後、アメリカは「朝鮮がドルの偽札を作ったり、マネーロンダリングをしたり、麻薬を密輸したりして資金を集め、核計画をすすめている」と指摘しました。そして、アメリカは朝鮮企業8社の在米資産を凍結すると共に、朝鮮に対して金融制裁を実施してきました。さらに、アメリカは制裁解除について朝鮮との交渉を拒否すると共に、人権問題を持ち出して朝鮮に圧力をかけました。
アメリカの強硬な政策に対して、朝鮮もかたくなな態度を取っています。朝鮮は「アメリカが朝鮮に対して実施した制裁は6カ国協議が採択した『共同声明』中の"相互尊重、平等協商"の精神に違反する。朝鮮は制裁を受けている状況の下で6カ国協議に参加するわけにはいかない。」と表明しました。また、12月19日朝鮮外務省のスポークスマンはアメリカ政府が人権問題を持ち出して、朝鮮の政権を転覆しようとする企てを非難すると共に、アメリカの敵視政策に対応するために、朝鮮はさらに原子力などの自衛力を強化すると述べました。なお、朝鮮は「核の平和利用を推し進め、、自ら軽水炉を建設する」としています。
さらに、双方の緊張関係は互いの水掛け論によってますます激しくなってきました。アメリカのバーシュボウ韓国駐在大使は、朝鮮政府が犯罪政権だと述べましたが、朝鮮のメディアはバーシュボウ大使を"ごろつき政治家"と呼び、彼の言動は朝鮮に対する挑発であり、アメリカ政府には依然として朝鮮を侵略する意図があるとしています。
朝鮮とアメリカの争いに対して、韓国は懸念を表しています。韓国の潘基文(パン・ギムン)外交通商相は先月21日に行われた記者会見で「『共同声明』の精神にのっとり、朝鮮半島の非核化を実現するため、朝鮮は核活動を停止するべきだ。一方、6カ国協議が重要な段階に入った今、アメリカは冷静であるべきだ。ほかの関係国を責めるような発言はすべきでない」と述べました。
韓国の世論は「アメリカが朝鮮に対して強硬な態度を取ったのは、6カ国協議における柔軟な立場を変え、朝鮮に圧力をかけようとするものだ」とみています。
専門家は「アメリカと朝鮮の間に相互信頼が欠けていることから、会談はますます困難に陥っている。しかし、6カ国協議を通じて朝鮮半島の非核化を実現し、朝鮮半島の恒久的な平和と安定を維持することは、各方面の利益に符合している。それぞれが『共同声明』の中の合意を実行し、6カ国協議の大局を重視し、互いに尊重し、交流と交渉を通じて共に関心を寄せている問題を解決し、相互信頼を深め、引き続き6カ国協議のプロセスを推進していく必要がある」と述べました。
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