イランのバイディ核問題交渉代表は28日、テヘランで、「イランはロシアが提出したイランのウラン濃縮活動をロシアに移して行うという提案を検討するつもりだ」と述べました。
バイディ交渉代表は28日ISNA・イラン学生通信の取材を受けた際、「ロシア国内に両国が株式を持ち合う会社を設立し、この会社がイランのウラン濃縮活動を担当することを提案している。これについては、イランがどれぐらいの株数を占めるかが重要な要素となる」と述べると同時に、イランは平和的に原子力を利用する権利を決して放棄しない」と強調しました。
これは、イラン側がロシアの提案を受け取ったことを初めて公式に認めたものだということです。これまでに、イランは国内でウラン濃縮を行う姿勢を変えず、「ロシアの提案を正式には受け取っていない」としていました。一方、アメリカとEU・欧州聯合はロシアの提案を支持していました。
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