中国外務省の秦剛スポークスマンは、27日北京で行なわれた定例記者会見で、「国連改革についての中日会合は『非常設的な』ものである」と述べました。
これは秦剛スポークスマンが日本外務省の河野雅治綜合外交政策局長の中国訪問に関する質問に答えた際述べたものです。
秦剛スポークスマンは、「河野局長は中国駐在日本大使館のゲストとして中国を訪問したのである。日本側の要請に応じて、中国外務省の喬宗淮次官は26日、一行と会見した」と語りました。
喬宗淮次官は、また、席上、国連改革問題について、発展途上国、特にアフリカ諸国の席を優先的に増やさなければならず、改革は民主的協商を通して充分に論議し、広い範囲で意見の一致に達した上で行なわれるべきである。中国側は意見の食い違いの大きい如何なる改革案も強制的に採決することに反対する」と明らかにしました。
秦剛スポークスマンは更に、「今回の会見は国連改革問題について中日双方の初めての接触であるものの、常設的なものにはならず、今後の接触に関しても具体的な計画がない」と強調しました。
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