アメリカ国防総省のホイットマンスポークスマンは20日「ラムズフェルド国防相が署名した命令によると、来年春までにアフガニスタン駐留のアメリカ軍の規模は、現在の1万9000人から1万6000人に削減される」と表明しました。
ホイットマンスポークスマンは「駐留軍の規模を縮小する決定は、アフガニスタン駐留アメリカ軍の最高指揮官であるアイケンベリー中将の提案によって出されたものである。駐留軍の規模を縮小する理由について、アフガニスタンの軍隊と警察がますます強くなると共に、NATO・北大西洋条約機構の国際治安支援部隊が兵力を増加しているからだ」と語りました。
しかしホイットマンスポークスマンは「アフガニスタンの駐留のアメリカ軍は、アフガニスタン南部で活動しているアルカイダとタリバンの残存勢力の取り締まりの面で引き続き主導的な役割を果たしていく」と強調しました。
アメリカ国防総省の一部の高官によりますと、アメリカは今週中にイラク駐留アメリカ軍の兵力に対して、同じような調整を行う可能性があるとのことです。
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