パキスタン外務省のスポークスマンは12日、「パキスタンは引き続きインドとパキスタンの和平交渉プロセスを推進するが、和平交渉を成功させるため、この問題でより大きな柔軟性を示すよう､インド側に希望する」と表明しました。

　パキスタン外務省で行われた定例記者会見で、スポークスマンは「インドとパキスタンは和平交渉の問題でいずれも大きな誠意を示しており、双方はカシミールを含む多くの両国間問題について討論した」と述べました。

　このスポークスマンは「パキスタンは既に、インドがパキスタンに2500万ドルの震災援助を提供する協議の枠組みの下で、インドから必要となる物資を輸入することで合意した。この他、両国の民間交流を深めるため、双方は来年の初めに互いに領事館を設立する予定だ」と明らかにしました。