米大統領の国家安全担当のハドリー補佐官は5日、ABCテレビでイラク情勢がもし今の勢いで好転するなら、来年からイラク駐留軍が削減される可能性があると明らかにしました。
その際、ハドリー補佐官は、「もしイラクが現在の勢いを保つなら、イラク駐留アメリカ軍将校が来年相応の評価を出し、軍撤退をブッシュ大統領に進言する」と述べたました。ただ同時に今月15日行われるイラク国民評議会選挙までに、イラクにおける武力衝突はさらにエスカレートするだろうとの見方も示しました。このほか、ハドリー補佐官は、イラク駐留アメリカ軍の死者が2100人を越えたことで、ブッシュ政権は「大きな困難に直面している」と語りました。
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