イランの副大統領でもあるアガザデ国家原子力庁長官は10日、テヘランで、「イランは、EU・欧州連合との交渉期間中にウラン濃縮を再開するつもりはない」と述べました。
アガザデ長官は当日開かれた記者会見で、「イランには、原子炉建設の全ての活動を行う権利がある。従って、イランは将来必ずウラン濃縮を再開する。しかし、まもなく始まるEUとの交渉期間中、再開するつもりはない。しかし同時に、イランは長い時間にわたる結果のない交渉を受け入れない。イランは2006年2番目の原子力発電所建設の国際入札文書を発表することを計画している」と述べました。
当日のイランメディアによりますと、イランとEUは今月の25日前に新ラウンドの核問題の交渉を始めるということです。
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