中国外務省の孔泉スポークスマンは1日北京で記者会見し、「中国と日本の関係回復で鍵となるのは、日本側は口先だけでなく、両国関係を改善しようとする政治的意欲を実際の行動で現すことである」と述べました。
また、孔泉スポークスマンは「中日両国の三つの重要な政治的文書で定められた原則の下で、双方が『歴史を鏡とし、未来に目を向ける』という精神に則って、両国関係を改善していくと中国はずっと主張している。中国はいかなる状況の下でもこうした基本政策を変えることはない。当面の両国関係の困難な局面は、その責任が中国側にない」と強調しました。
孔泉スポークスマンはさらに「日本の首相が靖国神社を参拝することは対話の問題ではなく、日本側が自らの承諾を履行し、歴史を真剣に反省し、平和の道を歩むかどうかに関わるものである。これは非常に厳粛な政治問題だと中国側はとらえている」と述べました。
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