IAEA・国際原子力機関第49回年次総会の「不法販売防止データベース」が29日発表したところによりますと、近年来、核物質の国際的密輸が日増しに深刻化しているということです。
「不法販売防止データベース」の統計によりますと、2003年と2004年の二年の間、IAEA加盟国が報告した核材料と放射性物質の窃盗、不法占有、運輸と取引などの不法行為は121件に上り、データベースが設置されて以来、IAEA加盟国が報告した核物質密輸事件数の最も多い年となっています。