ウィーンで開かれた国際原子力機関(IAEA)第49回年次総会に出席した中国国家原子能機構の張華祝主任(中国代表団団長)は26日の一般弁論で、朝鮮半島とイランの核問題に対する中国の原則的立場を説明した。説明の中で、張主任は主に次のように述べた。
北京で開催された朝鮮半島核問題をめぐる第4回6カ国協議は今月19日、重要な段階的成果を得た。参加各国が発表した共同声明は、各国の利益と懸念に配慮した、バランスのとれた、各国にメリットのある文書であり、6カ国協議が新たな段階に入りつつあることを示している。中国はこれまでと変わらず、対話による朝鮮半島核問題の平和解決を堅持し、6カ国協議のプロセスを支持する。
中国は、イラン核問題がIAEAの枠組みの中で協議と協力によって適切に解決されることを一貫して支持する。これは関係地域の平和と安定や、世界の核拡散防止システムの保護に役立ち、各国の根本的な利益に合致する。中国は、イランと欧州連合(EU)が引き続き対話と協議を通して長期的解決方法を模索することを支持、奨励し、またEUとイランの双方が長期的な観点を持ち、最大限の政治的願望を表し、相手の利益と懸念の両方に十分配慮し、現実志向のステップを踏むことで膠着した局面を打破し、協議を早期に再開するよう呼びかける。(編集SN)
「人民網日本語版」
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