国連創立60周年首脳会議に出席したパレスチナのアル・キドワ外相は16日ニューヨークで、パレスチナとイスラエルの最終的地位についての交渉を一刻も早く再開し、パレスチナ人が東エルサレムを首都とする建国の夢を一日も早く実現させるようイスラエル側に呼びかけました。
アル・キドワ外相はこの日、首脳会議の全体会議でアッバス議長を代表して、「イスラエル側がガザ地区とヨルダン川西岸の一部地区から撤退したことにともない、中東和平プロセスは新たなチャンスを迎えた」と述べた後、「イスラエルがガザ地区とエジプトとの国境、港や空港などを開放し、また、ガザ地区とヨルダン川西岸との直通の通路を開放する必要があり、そうしなければ、ガザ地区が依然として刑務所のような状態から脱出できない」と指摘しました。
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