国連成立60周年サミットは14日から、ニューヨークの国連本部で開かれ、これに出席した各国指導者はその発言で、一部の問題について自国の立場と主張を表明しました。
ロシアのプーチン大統領は15日、「改革は、国連の団結をより強固なものにし、分裂させてはならない。各側が改革を通じて幅広い分野で共通の認識に達しなければ、国連の権威性と合法性を強化させることは出来ない」と述べました。
ベネズエラのチャべス大統領は当日の発言で、国際的な政治と経済の新秩序を構築するよう呼びかけた上で「ベネズエラは、国連の改革が、安保理の改革に限られることに反対し、一部先進国が、安保理改革を口実にその覇権を維持することに反対する」と述べました。
ザンビアのムワナワサ大統領とイラクのタラバニ大統領も当日、それぞれの発言で、発展問題に対する注目度強化を強調し、発展目標の実現を目指して共に努力するよう発展途上国と先進諸国に呼びかけました。
14日、イランのアハマディネジャド大統領はその発言で「アメリカは国連本部所在国という地位を利用して、一部の国の指導者の今回会議への出席を妨げている」と非難しました。
|