ニューヨークの国連本部で開催されている国連成立60周年サミットに参加したイスラエルのシャロン首相は、15日の全体会議で発言し、パレスチナとの和解実現は、イスラエル政府にとってはまず最初の使命であるとの見解を表明しました。
シャロン首相はその際、「イスラエルはこのほどガザ地区からの撤退を完了したが、これは中東和平実現を目指す上で正しい選択であった。イスラエルはパレスチナ人民の生存権を尊重し、パレスチナ人民には主権国家を打ち立てる権利がある」としたあと、中東和平案"ロードマップ"に基づき、イスラエルとパレスチナ両民族の平和共存を実現するため、イスラエルを標的とした暴力活動を取締るというこれまでの承諾を履行するようパレスチナ側に呼びかけました。
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