イランの政府筋メディアが16日発表した新政府施政綱領は、「アメリカが引き続きイランへの敵対政策を採るならば、イランはアメリカと25年間中断されたままになっている外交関係の回復を拒否する」としています。
この綱領は、「イラン新政府は引き続きハタミ前大統領が制定した穏やかな外交政策を実施していく」と表明した上で、更に、「アメリカ政府がイラン人民の利益を尊重しないならば、イラン政府はアメリカとの外交関係回復を絶対にしない」と強調すると共に、「イランはイスラエルといかなる関係も発展させない」との姿勢を明らかにしました。
なお、1979年11月、イランの首都テヘランでイラン学生がアメリカ大使館を占拠し、アメリカ人を人質として拘留する事件が発生しました。1980年4月、アメリカはイランとの国交断絶を発表しました。
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