15日未明から、イスラエルはガザ地区とヨルダン川西岸から撤退する一方的な行動計画を実施し始めます。この計画が順調に進展させるため、イスラエルとパレスチナは撤退行動に関する最後の準備をしています。
14日の午後から、イスラエル全土は警戒状態に入りました。この警戒状態は一方的行動計画が終了するまで続きます。当日午後、一方的な行動計画に反対する住民がガザ地区に入ることを避けるため、イスラエル警察はガザ地区と隣接しているイスラエルの西南部地区に検問所を設置し、ユダヤ人入植地へ行く車両を検問します。
このほか、イスラエル軍側が明らかにしたところによりますと、イスラエルは撤退行動を実施するためにたくさんの兵士を派遣するということです。イスラエル側が今回4万2千人を派遣し、5つの部門に分けて撤退行動を実施する見通しです。また、ほかの付属部隊を合わせて、撤退行動に参加するイスラエル軍兵士の数は、5万3千人に達します。
安全的な撤退行動を保障するため、イスラエル軍側は撤退に参加した兵士の具体的な派遣についても厳密に計画を立てました。撤退行動に参加する軍隊は、ガザ地区の入植地を中心に奥から外部へ6つに分けて配置されています。まず兵士からなるチームは入植者の撤退を担当します。次の国防軍からなるチームは近くの道路を封鎖し、右翼勢力が撤退行動が行われている入植地に入ることを防ぎます。第3と第4は陸軍からなり、安全確保やパレスチナの武装組織による襲撃防止を担当します。第5のチームは国防軍からなり、1967年中東戦争前の停戦ラインに沿ってパトロールし、右翼勢力がイスラエル各地からガザ地区に入ることを防ぎます。第6のチームはイスラエル警察部隊からなり、イスラエル西部地区とガザ地区の境界道路を管理します。
それとともに、パレスチナ側もイスラエルの撤退行動を準備しています。14日、パレスチナ治安部隊の数千人がユダヤ人の入植地を囲んで配置され、パレスチナ武装勢力がイスラエルの撤退期間にイスラエルを襲撃することを防止します。14日夜まで、パレスチナ治安部隊のメンバー75人すべてが計画通り業務を展開しています。このほか、イスラエルとパレスチナ両国は、ガザ地区境界地区に共同事務所を設置し、撤退行動の監督や安全事務の調整を行います。
数日以来、パレスチナ各界は盛大のイベントを実施し、イスラエルのガザ地区からの撤退を祝います。パレスチナのアッバス議長は、このほどガザ地区で行われた盛大な集会で、「今パレスチナ人はガザ地区とヨルダン川西岸の解放を祝うが、近いうちにエルサレムの解放を祝う日もやってくる」と表明しました。
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