イラク暫定政府のサマラエ元電力相は29日、「イラク抵抗勢力はすでに、アメリカやイラク移行政府と平和交渉を行うことについて、前提条件を提出し、アメリカ側が交渉の誠意を示し、イラク抵抗勢力の安全を保障するよう要求している」と述べました。
サマラエ元電力相は、「イラク抵抗勢力は、1年ないし3年以内に撤兵を完成し、イラクの全ての党派の武装を解除し、全ての軍事行動を停止するようアメリカに要求している。また、抵抗勢力は、アメリカのブレマー元イラク文民行政官が出した全ての決定を廃止し、拘束されているイラク人を釈放するなどの条件を提出し、国連とEU・欧州連合がより多くイラクの復興に参与するよう希望する」と述べました。
別の報道によりますと、アラブ首長国連邦のドバイに本部を置いたアラブテレビのウェブサイトは当日、「イラク移行政府の高官は先週、イラク反米抵抗勢力の代表と、ヨルダンの首都アンマンで秘密交渉を行った」と明らかにしました。
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