パキスタン外務省は13日、シアチェン氷河から無条件に撤兵し、両国間の領土紛争を平和的に解決するようインドに要求しまいた。
これは、パキスタン外務相のスポークスマンが当日の記者会見で述べたもので、このスポークスマンはその際「インドは1984年に出兵し、シアチェン氷河を占領した。インドがシアチェン氷河から撤兵してこそ、地元は平和の地となるだろう」と述べました。
これはインドのシン首相が前日、インドとパキスタンとのシアチェン氷河紛争について談話を発表したことに対しパキスタン側が正式な反応を示したものです。
報道によりますと、シン首相はシアチェン氷河に向かい地元に駐屯しているインド軍を視察した際、「インドはこの地区でパキスタンとの軍事対峙を終結させる方法を見出さなければならず、シアチェン氷河を"平和の地"に変え、両国間の敵意をなくさなければならない」と述べました。
シアチェン氷河はカシミール地区の北部に位置し、シアチェン紛争はすでにパキスタンとインドとの対話での重要な課題の一つとなっています。
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