イラン国営テレビ局の12日の報道によりますと、イラン南西部の産油地帯フゼスタン州アフワズと首都テヘランで12日、爆弾事件が相次いで発生し、合わせて10人が死亡し、80人が負傷しました。イラン側は、分離独立組織が関与した疑いがあると見ています。
アフワズでは、政府機関のビルと教育機構、民間施設の3ヶ所で3個の爆弾が相次いで爆発しました。
テヘラン市東部のある交通要所でも当日の夜、爆弾事件が発生しました。
イラン最高安全保障委員会のモハマディスポークスマンは12日、「イラクから来たテロリストと分離主義勢力がこの爆発に関与した疑いがある。フゼスタン州の分離独立を目指す分離主義勢力がすでに犯行声明を発表した。彼らはイラクからイランに潜入して、行動を実施したものである」と述べた上で、「この事件は今月17日の大統領選の妨害を狙った活動である」との見方を示しました。
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