レバノンのラフード大統領は2日の夜、首都のベイルートで政府特別会議を開き、レバノンのカッサー記者が当日殺害されたことを徹底的に調査する決定をしました。
会議は、この事件の調査をレバノン司法委員会に委託し、国内外のすべての機関の支援と手段を利用して、事件の真相を究明するよう法相に指示しました。
レバノン野党も当日の夜、緊急会議を開いて、声明を発表し、ラフード大統領がカッサー記者の殺害事件に責任を持ち、大統領の辞任を要求しました。
国連のアナン事務総長は2日声明を発表し、この記者暗殺事件を強く非難し、犯行者を法に基づいて処罰し、報道の自由を引き続き確保するようレバノン政府に希望しました。
このほか、アメリカのライス国務長官とEU ・欧州連合のソラナ共通外交安全保障上級代表も当日ワシントンでカッサー記者殺害事件を一致して非難しました。
別の報道によりますと、シリアは2日、当日に発生した記者暗殺事件との関連性を否定し、レバノン政治界とマスコミの人々がこの事件をシリアと関連付けたことを強く非難しました。
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