今日は今年度の中国語講座「北京ワクワク」の最終回です。2010年度の卒業テストの成績を発表します。また今年度の卒業テストについて説明してから新学期の内容と進め方をご紹介します。
1.2010年度の卒業テストの成績発表
① 成績評価のポイント
2010年度の卒業テストですが、朗読、筆記、作文の三部構成で、19人が受験しました。300点満点で最高点数は289点でした。また241点までを優秀レベルとし、9人がランクインしました。おめでとうございます。
試験問題は全部で三つありましたが、試験を受けた方のうち一あるいは二つしか提出しない方もあり、成績が良かったにも関わらず総合点数が伸びませんでした。採点のとき、とても残念に思いました。次回はぜひ全て提出しましょう。
② 有気音と奥鼻音が上達
皆さんの発音が非常に上達したと感じました。
一番気になっていた有気音と、鼻を響かせる奥鼻音の発音が、本当にきれいになりました。日本の方にとって難しい発音ですから、番組でよくポイントを強調していましたが、独学をしている皆さんに本当に効果があるかどうかと、いつも心配していました。今回皆さんの朗読を聞いて、ほっとしました。うれしいです。
今後もピンインを教える際は、より工夫して分かりやすく、身に付けやすいトレーニング方法をお伝えしようと思います。
③ 構成が複雑なピンインに要注意
発音の部分で残念だったのは、ピンインが複雑な場合に、間違いが多かったことです。たとえば、明るい意味の「亮liàng」の「g」が抜けていました。約束の意味の「约会」の「约yuē」の場合は「u」の発音があいまいです。
今後の学習の改善ポイントになります。
④ 「多音字」の発音を区別
同じ漢字が二つまたは二つ以上の発音を持つことに気をつけましょう。たとえば、「乐」という字ですが、音楽の意味の「音乐」の場合は「yuè」、「楽しい」という意味の場合は、「lè」と発音します。農家のレストランで郷土料理を楽しむという意味の「农家乐」の場合は「lè」と発音します。
これからの学習で、こういった二つまたは二つ以上の漢字(中国語では「多音字」)の発音に気をつけてください。
2.今年度・2011年度の卒業テストの内容
今年度の卒業テストは、前年度と変わらず三つの部分からなっています。それぞれ100点満点で、総合点は300点になります。卒業テストの詳しい内容です。
1.①「北京ワクワク」の30課の本文、ポイント、ミニ会話の朗読を録音してください。
②北京市民が書いた作文の朗読を録音してください。(作文は別紙)
2.北京市民が書いた作文に関する筆記試験
3.中国語の作文
ただし「北京ワクワク」の朗読ですが、今回は30課、1課のみとなります。
試験問題は印刷中なので、郵送は5月を予定しています。もう少しお待ちください。
回答はどれも欠かさずそろえて提出するよう、頑張ってください。良い成績を獲得するよう、願っています。
皆さんの回答をお待ちしています。
3.新学期の内容と進め方
タイトルは前の同様に「北京ワクワク」です。ピンイン編と会話編と、二部構成になっています。主人公は皆さんおなじみの日本人女性・宮崎さんです。すっかり中国での暮らしや仕事に慣れた宮崎さんは、中国のいろんなところで余暇を過ごしたり、出張に出かけたりします。
また一年間宮崎さんと一緒に、中国各地のさまざまな様子を感じましょう。
担当は引き続き私、朱丹陽と吉野綾子です。よろしくお願いします。番組についてのご感想やご意見がございましたら、ぜひお聞かせください。では、4月2日に始まる新講座で、またお会いしましょう。さようなら。再见。(朱丹陽)
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