60年前の今日、新中国の指導者毛沢東は、ここで、中華人民共和国の成立を世界に宣言しました。
その後60年の月日が流れ、いまの中国は、当初の立ち遅れた貧困国から世界の三大経済国に仲間入りし、その国際的な地位も絶えず高まってきました。
これまでの60年、中国人民は、中国共産党の指導の下に、その知恵と創意力を以って自国の建設に励み、中国はいま、富強で,民主の、文明で、かつ調和の取れた社会主義国に成長しつつあるのです。
今日、北京の各業種、各界、各民族の代表、全国の各省、自治区、直轄市および香港、マカオ、台湾地区からの代表、海外滞在の華僑と中国人、それに外国の友人の代表およそ20万人が、ここで新中国成立60周年を祝います。
祝賀式典は天安門広場で行われますが、この広場は面積でいうと世界最大の都市広場です。その北側は天安門であり、昔は皇帝の宮殿の正門でした。これまで数百年の歳月を経ているものの、その輝きはいまでも変わりません。
祝賀式典の主催者席は、天安門の楼閣上にあり、中国の指導者がまもなく中国軍隊の兵士、武器装備、それに大衆によるパレードを観閲します。
天安門広場の真ん中には、人民英雄記念碑が立っています。この記念碑は新中国成立後に建てられ、新中国の成立と中華民族の復興に命を捧げた人たちを記念したものです。記念碑には毛沢東主席による「人民の英雄は永遠に不滅だ」という題字が刻まれています。
人民英雄記念碑の北側には、中国の民主革命の先駆けで、中国国民党を創立した孫文の巨大な画像が据え付けられています。孫文は20世紀のはじめ、中国の民主革命を導き、最後の封建王朝を覆しました。いまは毎年、国慶節などといった重要な祝祭日に、孫文の画像がここに据付けられます。
祝祭日の雰囲気を作り出すため、今日、天安門広場の両側には、民族の団結を象徴する56本の赤い柱が立てられています。いずれも重さ26トンあり、これらは中国の56の民族を代表しているのです。
広場の上空には新中国成立60年を示す60個の巨大な赤提灯をかたどったアドバルーンが上げているのです、広場南側の両端には大きなスクリーンがあり、中国の景観とスローガンが映し出され、東西両端にもそれぞれ電子掲示板があり、祝賀式典の模様がみられます。
すでに8万もの青少年が広場の中央におり、それぞれ五色の花輪を手にし、この式典のバックとなる41の図案を作り出しています。また、1500人からなる軍楽隊、2500人からなる民樂隊と合唱団がそろい、これから演奏し、合唱するのです。
今、共産党と国家の指導者胡錦涛、呉邦国、温家宝、賈慶林、李長春、習近平、李克強、賀国強、周永康の諸氏らが天安門の楼閣に姿を見せました。また、中国共産党中央、全国人民代表大会、国務院、全国政治協商会議、中央軍事委員会の責任者らもいます。祝賀式典がまもなく始まります。
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