これら装備はすべて国産で、その9割が初登場したものです。これは技術と革新能力の向上を示し、軍隊の現代化の成果を現したものです。
中国軍隊は兵器と装備の整備では、革新能力を高め、包括的な開発に取組み、総合的国力の発展を頼みに、民間との協力を重視し、機械化と情報化レベルの向上をはかり、武器と装備のレベルアップのテンポを速めています。
ここ数年、多くのハイテク機能を備えた武器と設備が各部隊に配備されています。中国軍隊は、主な新種装備を中堅とし、電子情報設備と保障用設備を協調的に配備し、中国の特色を持つ現代化システムを構築して、安全保障への脅威に対応し、多様化した任務を完成するために、物資的、かつ技術的保障を提供しているのです。
いま、中国では、快速で機動性が高く、立体的に攻撃できる陸軍の装備システムが一応形成されています。また、海と空での戦闘を結びつけ、海上での防衛作戦に適応できる海軍装備システムを確立させました。そして空中と地上での戦闘に備え、攻防兼備の空軍装備システムをも構築したほか、核兵器と通常兵器を用い、的中率の高いミサイル装備システムを作り上げたほかて、先進的電子情報システムも健全化させています。
新型の主力戦車からなる2つの戦車編隊が、先頭になって近づいてきました。
これら戦車は国産三代目の99式主戦戦車です。
先頭の戦車編隊の前身は1928年に誕生した「労農赤軍連隊」で、1984年に行われた新中国成立35周年の閲兵式にも参加しています。そのとき、兵士たちは戦車ではなく、オートバイで行進したのです。また1999年の50周年の閲兵式では、戦車と歩兵による混成編隊だったのです。
戦車の第2編隊は96A型戦車から編成されています。この型の戦車は中国の戦車部隊の主戦戦車です。
新しい時期に、中国陸軍は「実行力が強く、総合的に優れ、敏速で多様化する」という目標に向けて、「小型化、多様化、パターン化」した共同作戦における戦闘力向上に取り組んでいます。
次に登場したのは、05式水陸両用戦車による編隊です。この部隊の前身は、1927年の南昌蜂起に参加したことがあります。南昌蜂起によって、中国共産党が指揮権を握る軍隊が誕生しました。ちなみに、この部隊は水陸両用戦車をもつ中国初の上陸作戦部隊です。
中国軍隊はその転換に向けた整備で、情報化と機械化を重視しながら、部隊の複合的発展を図っています。中国軍隊は、新型兵器の配備を進め、その構造の最適化をはかり、戦闘力の発揮システムの転換を急ぎ、新しい機械化部隊にしていくため努力を続けているのです。
いま行進してきたのは二つの歩兵戦車編隊です。
これは新型のキャタピラ式歩兵戦車の編隊です。いま、中国陸軍の機械化と情報化レベルは大幅に向上し、部隊の機動力、突撃力と防護力は著しく強まり、複雑な地形での攻防作戦能力は全般的に上がりました。
次に登場したのは装輪歩兵戦闘車で、その機動力と情報化した作戦能力はかなりのものです。
中国陸軍は、情報化時代の戦争勝利という要求に基づき、軍事訓練の機械化から情報化への転換を実現し、多くの専門知識をマスターした指揮官を育成しました。中国陸軍の情報化時代の実戦力は絶えず高まっているのです。
次は05式水陸両用歩兵戦車の編隊です。海軍の1陸戦旅団からなっています。
この陸戦旅団は1980年にできた水陸両用機動作戦部隊です。05式水陸両用戦車は機動性が優れ、火力が強く、防御力も高く、世界でも先進的クラスに仲間入りしています。
空挺隊歩兵戦車の編隊が近づいてきました。兵士たちは迷彩服を着て中国国産の空挺隊歩兵戦車を運転しているのです。中国の空挺部隊は、飛躍的に発展し、今では長距離作戦での機動力、重量物の投下などの作戦能力を備え、重要なときと場所で鍵となる役割を果たせるまでになりました。
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