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大興安岭地区、洞窟から人類の遺跡が発見

2014-09-23 15:33:57     cri    


メノウ製の玉


メノウ製の鏃

 黒竜江省文物考古研究所と大興安岭地区党委員会宣伝部によって構成された考古調査隊は、大興安岭地区の原生林で岩絵を調査中に、天然の洞窟内に残された人類文化遺跡を偶然発見した。1カ月に渡る調査作業により、すでに新石器時代の数十点の重要な文化財が発見されている。これらの文化財は、重要な学術的・文化的価値を持つと判断された。光明日報が伝えた。

 考古調査隊の責任者、黒竜江省文物考古研究所研究員の趙評春氏によると、地質構造の原因により、大興安岭地区で洞窟が発見されるのは非常に稀だという。新たに発見されたこの天然の洞窟は入口が狭く、その手前には黒竜江の重要な支流である呼瑪河と河谷が広がっている。洞窟内には人類の活動の痕跡があり、黄土が分厚く敷かれている。肉眼で観察できる空間の幅は約6メートル、奥行きは約16メートル。洞窟内の黄土は、洞窟の周辺環境には存在しない。洞窟の実際の広さを確定するには、さらなる発掘作業が必要だという。

 すでに出土している数十点の貴重な文化財には、新石器時代の土器の欠片、人の手によって作られた石器、メノウ製の鏃、玉製の石核、白の玉石で作られた管状の飾り、磨かれた玉製品の破片などが含まれる。そのうち直径わずか3ミリの小さな玉には、小さな穴が開けられていた。趙氏は、「この美しい玉は非常に貴重で珍しい。どのような身分の人が身につけていたかは、現時点では明らかになっておらず、中国のものか海外のものかも分からない」と述べた。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年9月23日

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