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アバター作成アプリ「臉萌」が大人気に

2014-06-11 10:44:13     cri    

 気軽に自分のアバターが作成できるアプリ「臉萌」が最近、微博(ウェイボー)などのソーシャル・ネットワーキング サービス(SNS)で一気に拡散し、春節(旧正月、今年は1月31日)に微信(ウィーチャット)が打ち出した「紅包(お年玉)合戦」に並ぶ人気ぶりとなっている。北京青年報が報じた。

 同アプリは最近、APP storeやアンドロイドのダウンロードサイトで軒並みダウンロードランキング1位に立っている。リリースされてから半年でユーザー数が2000万人に上っているほか、先週の5日間だけでも新たに500万人のユーザーを獲得している。一夜にして時の人となった、「臉萌」の製作者 郭列 最高経営責任者(CEO)は、「何の宣伝もしておらず、本当にラッキー」としている。

 SNSで拡散している「臉萌myotee」とLOGOの入った同アプリでは、好きな髪型や顔の各パーツ、背景、吹き出しなどを選ぶことができるため、「絵が苦手」という人でも簡単にオリジナルのアバターを作ることができる。

どうしてこれほど人気に?

 1989年生まれの郭CEOは昨年、大手インターネット会社「騰訊(テンセント)」を辞めて、「臉萌」というチームを立ち上げた。勤勉な同チームは毎週同アプリのアップデートをしている。5月16日と31日のアップデートでは、髪の色や肌の色なども選べるようになり、アバターのそっくり度がさらに向上した。また、表情や吹き出しなども選べるようになり、その内容もユーモラス。ユーザーの個性を表現できるようになっている。同アプリがSNSで突如大ブレークした原因について、ネット業界の関係者は、「ユーザーの必要に応じて頻繁にアップデートしている」ことを挙げ、「特に最近の2回は機能が大きく向上し、ユーザーの必要に応えた」と分析している。

 また、短期間に急速に拡散したのは、同アプリの「社交性」と関係があり、 微信や微博などの属性とも合致している。

 さらに、アプリマーケットの市場データを提供する調査 分析会社App Annieのバートランド シュミットCEOは、「人々の交流方法が図形化している。この動向が『臉萌』の爆発的ヒットにつながった」との見方を示している。

臉萌の人気も「短命」?

 アバター作成アプリは、「臉萌」が初めてではないものの、その人気はどれも「短命」だった。例えば、カナダの「Bitstrips」は、リリースから2カ月で40カ国のApp Storeでダウンロード数1位を記録し、ユーザーは約3000万人を数えた。また、中国の「魔漫相机」もリリースからわずか4日で中国地区App Storeの首位に立った。

 臉萌も短命に終わってしまうのだろうか?郭CEOは、臉萌は、「個性を求め二次元の世界が好きな90年代生まれの若者のニーズに合っている。FacebookなどのSNSは、趣味などを共有する人の交流の場となっているが、友達との触れ合いという意味合いは少ない。臉萌のアバター作成を通して、若いユーザーに、ユーモアだけでなく、怒りなどのいろんな気持ちを表現してほしい。SNS上で、臉萌で作成したさまざまなアバターが出現するようになってほしい」との見方を示す。

臉萌の使い方

 アプリを開くと、まず使い方を説明するイラストが表示される。その後、「男の子」か「女の子」を選ぶと、目や眉毛、鼻、顔の形、口、表情、吹き出しなどを左右にスライドさせて選び、アバターを作成できる。ユーザーのセンス次第では、本人にそっくりのアバターにすることができる。

 アバターを作成し、保存すれば、自分のブログなどに投稿したり、友人に送信したり、プロフィール画像にしたりすることができる。臉萌はこれまでのアバター作成アプリよりも、コミカルでかわいいアバターを作成できるのが特徴だ。

(人民網日本語版)

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