雨も少なく、乾燥している北京の春は、ぼっと物思いにふける雰囲気ではないのですが、あと数日で桜の花が全部散ってしまうと思っていたら、時空を駆け、蘇ってきたのが小野小町の和歌です。
花の色は うつりにけりな いたづらに
我が身世にふる ながめせしまに
(現代語訳)
花の色も私の美しさも、もはや色あせてしまったなあ。私が物思いにふけり、外を眺めていたうちに、花が春の長雨にうたれて散るように
CRIの桜は、週明けの明日から花見の後半に入ります。明日もレポートの続きをどうぞお楽しみに。
(文:王小燕、写真:張国清、燕、映像制作:燕)
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