22日(土曜)は二十四節気の小雪。北京では、一週間前から最低気温が氷点下にまで落ち込みました。北京郊外の温泉の町・小湯山では、湖に1センチほどの氷が張っていたのが見えました。
|
11月22日・昌平区小湯山鎮で撮影 |
さて、この冬の流行は温泉とスキーの組み合わせだそうです。まだ少し早いとは知りながら、週末、小湯山から最寄のスキー場(約15キロ)「軍都山スキー場」を尋ねてみました。沿道の街路樹は落葉し、北京らしい冬景色になりました。ポプラの木が空高く伸びていました。
軍都山スキー場は2003年にオープンし、ゲレンデの長さは4000メートルあまり。市内から約30キロ、高速に乗れば約一時間で着きます。ここ数年、年間延べ11万人が訪れています。スキー場のスタッフはシーズン中では400人あまりに達します。仕事を始める前に研修もあるため、10月以降になると、フルメンバーで動き出すようになるといいます。 |
スタッフたちはせわしく動いていました。スノーモービルもこの冬、初めて運び出されました。スキー用品の貸し出しカウンターのスタッフやスキー学校のインストラクターたちが真剣なまなざしで練習に励み、緊張感が伝わります。
スタッフたちの若いこと。取材に訪れた私を皆さん笑顔で迎えて、大きな声で挨拶してくれました。インストラクターは約50人。雪国の東北生まれで、子どもの時から滑っている人が多いと聞きます。とりわけ、若くてきれいな女性が多かったことが印象に残りました。
さて、スキー用品の貸し出しカウンターには初々しい顔がたくさん見られました。甘粛省蘭州市の短期大学から約70人の若者集団で実習生として入りました。北京は初めてで、スキーもしたことがないという人がほとんどで、「仕事をしながらスキーを覚えたい。できれば、これからもスキー場に残って仕事を続けたい」。まもなく始まる仕事に期待を膨らませる青年が多かったです。
(王小燕)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |