豆汁は北京の特産です。北京以外では、ほとんど見かけませんし、「豆汁を飲まない人は北京人ではない」とも言われます。
豆汁は豆乳ではありません。大豆製品ではなく、緑豆(リョクトウ)製品の残りかすを原材料として作られたものです。味は酸っぱく、苦いで、口に合わない人もいますが、これをたまらなく好きだと言う人も多いのです。
豆汁を飲む場合とき、いつもセットになっている漬物と揚げ物である焦圏(ジョー チゥエン)を食べなければ、「老北京」(昔の北京)の雰囲気は出てきません。焦圏は腕輪のような形をしています。どうして、これとセットにしているのかと聞かれても、答えられる人はいないでしょう。「老北京」の昔からの「習慣」としか言いようがありません。
(編集:ken)
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