五輪開催まであと2週間ほどの北京。毎日、朝、出かける度に新しい変化が見られます。
20日から、奇数の日は奇数ナンバーの車、偶数の日は偶数ナンバーの車のみが運転できる交通規制が始まり、これにより、市内を町を走る車が200万台減ったと言われています。
そして、気がづけば、北京は緑と花の町に変貌しました。炎天下ではありますが、よくもこれだけたくさんの花を咲かせたのだと住民の一人ながら、感心してしまいます。これらの花は2000種類あまりの品種の中から、暑さに強い種を100あまり選び、さらに、その中から四季海棠、アフリカ鳳仙花、キンランジソを初めとした20種類あまりをメイン花卉に指定したようです。天安門広場の前を通ると、大掛かりな花壇設置作業が進んでいました。まだ全体像は公開されていませんが、金網の隙間から、五輪の巨大なロゴなどが見えています。
ボランティアたちも街角や駅で仕事をし始め、地図を片手に、何でも丁寧に教えてくれます。とりわけ、まだなじみの薄いの新しい駅では、彼らがいると心強く感じます。
さて、19日に開通した新しい地下鉄の路線に乗ってみました。快適さ満点です。駅の空間利用や乗車案内などはもちろん、走行中の車両は比較的静かでした。駅内や車両内には液晶パネルがたくさん設置されていて、車両がいつ来るか、情報がよくわかり、便利です。そして、すでに開通した5号線や13号線との乗り入れもたいへん便利で、距離も短かったです。
もう一つ、ありがたいのは、各駅にトイレができたことです。1号線と2号線では、すべての駅にトイレがあるわけではなく、また、あるとしても、場所が分かりにくかったり、不便な面が多かったので、改善されて良かったと思います。
さて、気になったところは、個人的な感想として以下の点です。
・駅内のデザインがまだ工夫が足りない。どこの駅も良く似ている雰囲気なので、今、どこを走り、どこの駅に着いたかが、分かりにくい。
・ トイレのセンサーが過敏に反応しているようで、人の気配がするだけで、水が流れてしまう。また水量も選べない。
・ 乗客が無料でもらえる地図がなく、少し不便である。
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