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日本人スタッフのつぶやき279 ― 新生紅白の収録 ―

2013-12-09 16:27:44     cri    

 昨日、CRI紅白歌比べの収録がありました。毎年恒例の新年番組ですが、今年はこれまで36回と変わって、10人の出場者全員が外部から募集した人たち。中国人は日本語で日本人は中国語で歌うというCRI日本語部ならではの歌合戦でした。

 しかも収録した番組はCRIで放送されるだけでなく、中国国内の寧夏回族自治区の衛星テレビでも放送されるといいますから、これは画期的なことです。


CRI紅白歌比べ 10人の出場者と紅白キャプテン

 CRIには立派なテレビスタジオがあります。その300平方メートルもある大きなスタジオは、男女5名ずつの代表選手と応援団の熱気でも大変な盛り上がりでした。大型クレーンに設置されたカメラを含む4台のカメラで3時間以上収録しました。


日本人留学生の歌を撮影するクレーンカメラ

 カメラマンや音声担当のスタッフはCRIのテレビ部の皆さんで、普段はCRIの持つケーブルチャンネル向けのワールド情報番組やショッピング番組を収録しています。こうしたプロのスタッフとハッキリ言ってあまり経験のない日本語部のスタッフではたしてうまく番組が作れるか、心配する声もありました。


豊かな表情で会場を沸かせた日本人留学生

 夏頃から準備を始めて、出場者募集やスポンサー集め、番組進行の打合せなど着々と準備を重ね、ようやく本番を迎えました。これまで主にラジオ番組を作ってきた日本語部のスタッフはほとんど手探り状態で一歩一歩歩んできました。


スタジオに併設された調整室 日本とは逆にスタジオに背を向けている

 本番では様々な出場者の芸にも助けられ、とても楽しいステージが出来上がりました。会場のお客さんも皆さん予想以上にとても楽しかったと満足していたようです。


フロアディレクターの任さん なかなか決まっています

 70年の歴史を持つ短波ラジオの放送局から、画も音も文字も全て備えたマルチメディアステーションへ!

 CRI日本語部は大きく転換しようとしています。この日は、もしかしたらその歴史に残る日になるかもしれません。皆さんも元旦にはラジオとネットで公開される番組をぜひ楽しんでください。(大野清司)

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