北京の我が家から歩いて10分ほどのところに「北京国際彫塑公園」という公園があります、162ヘクタールという広大な敷地に世界40の国や地域の彫刻、およそ180点が野外展示されています。と書いただけでも、芸術の香り豊かなこの公園が実は今私がはまっている、ワンダーランドなのです。何がワンダーかって?
朝8時過ぎ、早朝散歩で園の中に入ってみたのですが入り口を入った石畳でまず、出会ったのがこのおじさん。「何者だ~」というと
水を含ませた大きな筆で、石畳に書を描いているのです。
水だけで、石畳が見事な掛け軸にはやがわりです。
水が乾いた石畳には、また別の書家がやってきて違う書を書いていました。
「何なんだ、ここは~」と思ってさらに進むと‥
突然、場面はアスレチックに
このスペースには筋肉強化ではなく、足や腕の関節を伸ばしたり、柔らかくする様々な機器があります。この機器を自由自在に、それぞれの使い方で老若男女を問わず、朝から大勢の人たちが楽しんでいました。
さらに進むと、もう「ワンダー!ワンダー!」
「ダンスパ~ティ~の朝で~した♪♪」
この公園では、朝を中心に夕方まで、太極拳、剣舞、様々な楽器での音楽、凧揚げ、卓球、凸凹石のぐるぐる歩き、空中ウオーキング(これはありません)など、など。個人、団体を問わず、様々なパフォーマンスが繰り広げられているのです。
最後にこの人。
太極拳のグループの横で、ずっと微動だにせず「気」をためておりました。穏やかな表情でしたが、この人がいったん怒ると『ドラゴンボールのように「カ~メ~ハ~メ~ハ~」と強烈な「気」を出して北京の大気汚染を一気に吹き飛ばすような迫力』は、残念ながらありませんでしたが、自然と一体となってかもし出している『気』は確かに感じました。
そんなわけで、今、私はこのワンダーランドにはまっています。とにかく楽しげで、おおらかで、マイペース、人の目など一切気にせず、それぞれの趣味を楽しむ中国の人達!日本人の私にとってここはまさに、日本では見ることのできないワンダーランドなのです。(志摩悦二郎)
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