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中国映画情報:『ブラック・コール、シン・アイス(原題:白日焔火)』(動画)

2014-03-18 14:19:48     cri    

 監督:刁亦男(ディアオ・イーナン)

 主演:廖凡(リャオ・ファン)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、王学兵(ワン ・シュエビン)

 第64回ベルリン国際映画祭で、中国映画が金熊賞と銀熊賞の2冠を達成しました。最高賞にあたる金熊賞(作品賞)を受賞したのは、刁亦男(ディアオ・イーナン)監督の最新作『ブラック・コール、シン・アイス(原題:白日焔火)』です。さらに、この作品で主演した俳優の廖凡(リャオ・ファン)が、最優秀男優賞である銀熊賞を受賞しました。中国人俳優が同賞に選ばれたのは、これが史上初です。この映画は、中国北部の小さな町を舞台に、元刑事が連続殺人を追うサスペンスで、世界三大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭で、W受賞を見事に果たしたことで、世界的にも大変注目されています。

 刁亦男(ディアオ・イーナン)監督は陝西省西安出身で、1992年に中央戯劇学院文学学科を卒業、中国第6世代監督の一人です。脚本家や俳優としても活動しています。2003年、監督デビュー作『制服(Uniform)』は、第22回バンクーバー映画祭最優秀作品賞を受賞。2007年、2作目となる監督作品『夜行列車(Night Train)』は、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品されたほか、数々の国際映画賞に輝き、ディアオ監督も中国映画の超新星として注目を集めました。今年は脚本と監督を務めた最新作で、着実で緻密な描写を見せ、ベルリン国際映画祭で好評価を得ました。中国映画の金熊賞受賞は、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『紅高粱(赤いコーチャン)』(1988)、謝飛(シェ・ フェイ)監督の『香魂女(湖に生きる)』(1993)、王全安(ワン・チュエンアン)監督の『圖雅的婚事(トゥヤーの結婚)』に次いで4作目となります。

 最優秀男優賞である銀熊賞を受賞した廖凡(リャオ・ファン)は1974年生まれの40歳。1995年にデビューし、数多くのインディペンデント映画で演技を磨き、個性派俳優の一人に数えられています。近年は、「戦場のレクイエム」「ライジング・ドラゴン」「さらば復讐の狼たちよ」など、話題の映画にも多く出演していますが、主演は久しぶりだったということです。この映画では、猟奇的な殺人事件を追う元刑事役を演じ、台湾の人気女優・桂綸鎂(グイ・ルンメイ)演じる謎めいた女性と恋に落ちてしまいます。サスペンス、ラブロマンスが交差するストーリーに、堅実な演技を見せ、遂に中国人俳優として初となる栄冠を手に入れました。

 同作品は3月21日から国内で一般公開される予定です。

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