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【エンタメ・ランキング】2012年7月第2週の日本アニメ・ランキング、名作『ふしぎの海のナディア』のリマスター版が首位

2012-07-10 11:07:05     cri    

 中国最大手のポータルサイト「百度」の検索アクセス数で集計したランキングは、中国芸能界の全体の動きが分かる結果を示しています。

 今週の中国で注目度の高い日本アニメ・トップ3は以下のとおり:

 3位、『しろくまカフェ』2012年4月5日からテレビアニメの放送が開始されました。2006年、第22回コミックオーディション銀の花賞を受賞した、ヒガアロハの漫画デビュー作で、カフェを営むしろくまと常連客のパンダや動物たち、それを取り巻く人々が繰り広げるほのぼの系ギャグ漫画としても知られています。動物の人間化という通常の手法とは違い、漫画に描かれた動物たちは外見も大きさも現実の動物に準じているのが特徴だそうです。しかし放送開始から間もない、5月12日、ヒガが自身のツイッターで、アニメ化に意見を言えない状況に対しての不満と原作の無期限休載を発表しました。短い放送期間でしたが、中国では話題となっています。ネットの掲示板には「このアニメを見て本当に癒されている」という書き込みも多く「女性向けのものだと思いきや、すっかりその世界感に惹かれてしまった」と男性ファンの反響も大きかったようです。

 2位、『ポヨポヨ観察日記』2012年1月から、テレビ東京で放送中のアニメです。原作は樹(たつき)るうの4コマ漫画で、チバラギ県ちくば市という架空の田園都市を舞台に、球状の体型をした猫をめぐり、農家の家族とその周囲の人々を描いた作品です。2004年から日本で漫画連載が始まっていますが、その後も、韓国やタイ、インドなどでも発行・出版されています。そして、2012年1月には中国語版も正式に出版されました。中国では「猫への愛着がいっぱい詰まって、とてもかわいらしい作品だ」「中国語版をずっと楽しみにしていた」といった書き込みが殺到し、漫画ファンの間で強い支持を得ています。

 1位、『ふしぎの海のナディア』2012年4月からNHK Eテレでデジタルリマスター版として放送されている名作アニメ。この作品は元々1990年4月から翌年4月までの1年間、NHKで放送されたアニメで、ジュール・ヴェルヌのSF小説『海底二万里』や『神秘の島』を原案としているそうです。作品の中では、旧約聖書の創世記などの神話、アトランティスなどの伝説、古代宇宙飛行士説、過去の歴史やSF、マンガ、特撮・映画、アニメのパロディを数多く取り入れています。この作品について、中国のネット上では「90年代の作品なのに、今見ても想像力に富んでいてすごくクオリティの高い作品だ。感心する!」「リマスター版ができたのは、本当にうれしい。子どもの頃の記憶が蘇ってくる」などの書き込みが寄せられ、根強い人気ぶりを見せています。実は小学校の頃、中国のテレビでも放送されていたことを覚えています。リマスター版を見て懐かしくなるアニメファンも多いでしょう。日本の漫画やアニメが中国に与えた影響も垣間見ることができます。(ミン・イヒョウ)

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